「片付けたい」そんな思いから、片付けの情報を集めて、実際にやってみたけど、上手く出来ない。意を決して、片付けのプロに依頼して、片付けたのに、日に日に崩壊していった。
そんな経験がある方も多いのではないでしょうか。
今回は、私の片付けレッスンを受講して下さった山本さんが何をやって、どんな風に変わっていったのかについてご紹介させていただきます。
山本さんが今までやってきたこと
山本さんは、片付けて、すっきりした部屋で暮らしたいという思いがあり、片付けを始めました。
最初にやったのは、SNSを見て真似てみる事。
でも、どれもなぜかうまくいかず、しかも、なぜ、上手くいかないのかさえ分からないので、
とても落ち込んだそうです。そんな悩みを抱える中で、「片付けできないのは自分のせいだ」
と自分を責めてしまう事もあったそうです。
片付けはとにかく苦しいし、難しいこと、でも、やらないといけない、
そんな思いで、日々、苦しんでいらっしゃいました。
そんな山本さんが、やってきたことや変化をご紹介します。
初回のレッスンを感じた事
山本さんは、今まで、さまざまなSNSの片付けの情報に触れてきたため、
「片付け方」は分かっていると思っていたそうです。
ですが、レッスンでは、収納のモノをすべて出す、分ける、戻すということをすることなく、
まずは、自分自身の理由を探す事から始めるやり方には、衝撃を受けたそうです。
反面、それで、ほんとうに片付くの?と言う思いもあったそうです。
ですが、レッスンが進んで行く中で、だんだんと自分や家族の基準が分かるようになり、
自分でやれる方法で「ルール化」するために、片付けに無理することなく、出来る効果を
とても感じたそうです。
山本さんが実際にやったこと
レッスンでは、片付けを躓かず、進めるためにベースとなるご自身の「なぜ、片付けをしたいのか?」「なぜ、片付かないのか?」を考える事をしていきます。
その後、一緒に小さな収納を片付けをしますが、その際には、ひたすら自分にとって
無くても良いモノを考えて選び取っていく作業を続けていきました。
セッションを進めていきながら、自分のクセを考慮して、その方に合った「ルール」作りをしていきます。
それをもとにレッスンを進めていきます。例えば、収納場所を決めることも、
実践していきますが、なかなかアイデアも浮かばない事も多いので、
プロである私のいくつかのお話から、自分で出来そうな方法をアレンジして、
採用することを行いました。
そうすることで、今後、使うモノや環境が変化しても、
自分でより良い状態を作っていくことが出来るのです。
山本さんの変化
自分自身を振り返り、自分のやるべき事が明確になり、自分にとって、何が大事かを見極められるようになったので、今まで、捨てるかどうかと悩んでいた、モノを中心とした考え方から、自分の快適な環境を作るために必要かどうかと言う自分を中心にした考え方に変化したため、収納に空間が出来るようになってきました。
山本さんは、今回のレッスンを通して、正しいと思っていたSNSの情報に従ってきたことが、自分の片付けを難しくしてしまっていたことに気付かれ、自分の中の判断基準を知ることも出来たおかげで、片付けできないという辛い思いから、楽しい毎日に変化したのです。
また、今まで悩んで決められなかったモノの置き場所の決め方にも、悩むことなく、スムーズに決めることが出来るようになり、その時には、自分が無理なく続けられるか?と言う問いも自然に、自分に投げかけられるようになったので、これからの暮らしの変化にも対応できるようになりました。
まとめ
片付け方を習ったことがない40代50代の方々が、片付けできない、苦手だと感じてしまう理由は、SNSや本の内容に振り回されることが原因になっていることが多いので、まず、それに自分自身で気付くことが大事になります。
また、収納場所についても、一般的なやり方や今まで見てきた実家の収納をそのまま採用しがちですが、「それで本当に使いやすいのか?」を自分自身に問うことが出来るようになると、片付けたけど、また散らかるという状態でまた苦しむ事は無くなるのです。
自分の快適さの基準は、自分の中にしかありませんから、その自分の基準をしっかり知る事から始められると、山本さんのように、苦しい片付けから、楽しい片付けに変えていくことが出来るのではないでしょうか。また、自分が快適でいられる方法の選択が出来るようになることも、必須だと思います。